皆様、地域猫をご存知ですか?上記写真は、NPO法人白河花里倶楽部の地域猫活動オリジナルキャラクターの「こみねこ」です。
小峰城+コミニティ+ねこ=こみねこ
白河市の野良猫を地域猫「こみねこ」にする活動をしています。「こみねこ」になるには、
●避妊去勢手術をして、手術済の目印さくら耳にします。
●糞尿で近隣に迷惑をかけないように、猫トイレを設置します。
環境省が推進する地域猫活動ですが、実際には非常に難しいです。そんな中、2014年に、福島県初の「地域猫4者会談」が行われ、私も参加しました。
●県南保健所(当時)担当課長と係長相当職員
●白河市役所担当課係長と職員
●NPO法人白河花里倶楽部事務局(大竹功一)
●たくさんの賃貸住宅を併設する大きな寺院のご住職
この会談の中で、土地管理者であるご住職から、正式に地域猫活動の許可をいただきました。それまでに、殆どの野良猫の避妊去勢手術を済ませており、手術費用は団体が支払っておりました(実際には、代表の個人負担)。
当時の保健所職員によれば、このような地域猫会談は、福島県では初めてとのことでした。
その後、動物病院「野良猫病院プチヴィー」を、NPO法人白河花里倶楽部が運営。約2年半、神奈川県から獣医師を招致して、約750匹の野良猫や保護猫を手術しました。
それから、今に至るまでの約4年間は、毎月東京の動物病院に、野良猫たちを搬送し、避妊去勢手術をしています。猫たちは、保護ではなく、繁殖防止をして戻します。これを「TNR活動」と言います。この搬送を、私が担当しています。毎月15匹位の野良猫の避妊去勢手術をしています。通算、約1,200匹以上の猫たちを手術してきました。
4年ほど前からは、「公益財団法人どうぶつ基金」の行政枠に白河市が登録をし、無料チケットをいただいております。協力病院が近くにないため、東京まで搬送しますが、本当に助かっております。
先の地域猫活動の場所だったところは、コロナ禍になり、生き残った猫たち数匹を保護して、地域猫活動を終えました。
この時も賃貸住宅に住む独居高齢者が、約30匹以上に増やし問題になりましたが、同じような問題が、白河市内だけでも、たくさん起きています。
殺処分ゼロは、避妊去勢手術なしには語れません。福島県は遅れています。
まずは、避妊去勢手術をしましょう!
増やさないことが大切です。
手術の相談は、白河市役所へお願いします。
左のピューマは、TNRして4年。右の葉月は、TNRして9年になります。
保護引取りはしていません。
繁殖防止をして、そこで地域猫として、
一代限りの猫生を生きてもらう地域猫活動をしています。
地域猫活動の中で、手術後に戻せない老病傷猫は、保護して終生飼養します(NPO法人白河花里倶楽部として)。
虐待を受け後足を断足した猫、下半身不随の猫、口内炎の苦しみから爪が刺さり口が裂けた猫、全盲の猫。皆、元野良猫です。