女性と子どもの権利を守る

●子どもの権利条約

🌻生きる権利

🌻育つ権利

🌻守られる権利

🌻参加する権利

 

があります。詳しくは「ユニセフ子どもの権利条約」をご覧ください。

●子ども虐待防止

子ども虐待防止のオレンジリボン運動に、縁あって初回から参加しています。当時は、東北で唯一の参加者でした(NPO法人設立前、白河わんわんパトロール隊として参加)。この運動は、全国的に広がりました。では、子どもの虐待がなくなるか?というと、そうではない。震災やコロナ禍など、大人の社会が経済を含めて混乱すると、弱い命にしわ寄せがいきます。少しでも早くに、社会が気付いて救わなければなりません。

 

●「トー横」をご存知ですか?中高年世代は、デパート街だと思うかもしれませんが、現在「トー横」と呼ばれているのは、歌舞伎町。家出をした若い子たちが、路上生活をしている場所を、「トー横」と呼ぶそうです。家出の原因は、家庭の問題や親からの虐待などとのこと。ただ取り締まるのではなく、原因が虐待であれば、保護しなければなりませんが、自由な生き方を求めたい子どもたちの場合、旧来の施設では満足しないと思います。もっと、時代にあった保護を考える必要を感じます

●ヤングケアラー問題

●ボランティア活動の中で、ヤングケアラーだったお子さんのご家族と出会いました。シングルマザーとお子さんの2人暮らしで、お母さんが心を病み、お子さんは食事を与えてもらえなかった。それを誰かに相談することもなかったそうです。お金もなく、食べるものを買えない。給食が唯一の栄養源だった可能性があります。この場合、ネグレクト虐待にもあたりますが、親に判断能力がないケースもあります。早期発見早期介入が必要です。

●本人も周囲も、ヤングケアラーという自覚がないケースもあります。親が社会への適応障害など心の問題を抱えていたとしても、病院には行かず、問題の原因がハッキリしないまま、子どもたちがストレスを抱え、その問題のある親を支えているケースもあります。親を庇うあまりに、苦しみや葛藤を隠して、我慢している。表面上は、普通の親子関係にみえますが、子どもたちは違いを感じ、苦しんでいるケースもあります。

●私たちは、すぐに学校の先生を頼ってしまいますが、先生方の負担が大きい昨今、先生も含めて支援することを考える必要があると思います。

●今も腹ペコの子どもがいるかもしれません。子ども食堂も増えましたが、地域や状況によっては、利用が難しいケースもあるでしょう。皆様にご意見をいただきながら、救う方法を考えていきます。

    厚生労働省HP「ヤングケアラーについて」より、画像をお借りしました。


 

コロナ禍になり、子どもの自殺が増えていることも危惧します。また、行方不明者の中で、家出とは思えないような年齢(9歳以下)の子どもが、毎年1000人近くいることも問題です。

 

日本に生まれた大切な命が、自殺や事件によって消えてしまわないように、早急な対策が必要です。