少子化について


少子高齢化は、現代の日本において、大変に重要な問題です。いろんなご意見があると思います。まず、興味深い内容のYouTube動画をご覧ください。

 会津若松市出身で、現在は非正規雇用のライン工をされている男性のYouTubeチャンネル「絶望ライン工」です。フィクションとノンフィクションが入り混じっているような動画なので、どこまでが真実かは、謎です。それを理解した上で、大変興味深く拝見しました。

 非正規雇用で働く40歳の青年で、手取り月収が16万円。非正規雇用の仕事は、更新されなければ終わり。未来への不安がある中、家族を持ちたいと婚活パーティーに参加するという内容です。大変に知的で文学的な才能を感じるライン工さん。

 

「婚活パーティーは、最強資本主義バトル」

「男性は年収を、女性は若さを資本に戦います」

 

 そんな言葉に、少子化問題の本質があると思いました。結婚して子どもを持ちたいと願う若者が、婚活パーティーに参加する。胸に年収の札をさげて。女性は、高年収を希望するとありました。マッチングしない。

 つまり、非正規雇用こそが、この日本を弱体化させ、少子化を加速させているのだと思います。竹中平蔵氏が、ベーシックインカムを唱えることに、違和感がありました。

 米国では、手厚いコロナ給付金を支給したために、働かない人が増えて、人手不足により賃金が高騰していると報道されています。そのため、ハンバーガーなど値段も上がっているそうです。日本が、ベーシックインカムをした場合、同じことが起きて、結果的に弱者がインフレに苦しむ可能性を感じた出来事でした。

 少子化対策に、若者に安定した仕事を提供する必要があります。結婚したい若者が、年収が低いために結婚できない。日本が弱体化している現実を直視し、国民の給料を上げる施策が必要です。